パートナーの浮気・不倫が発覚した場合、慰謝料請求をすることが出来ますが、そもそも既婚者の浮気率はどれくらいなのか?疑問に持たれる方も少なからずいらっしゃるかと思います。

本ページは、既婚者の浮気率に関する解説や不倫が発覚した際の対応方法などについて専門家が解説するページとなっております。

既婚者の浮気率はどのくらい?

相模ゴム工業株式会社が20代~60代の14,100名の男女を対象に行った調査により、「結婚相手(又は交際相手)以外に性行為をする相手はいますか?」という質問に対し、「少なくとも1人いる」と回答をした人のパーセンテージについて、以下のような結果が出ております。(『ニッポンのセックス2018年版』引用)

年代男性女性
20代29.6%16.5%
30代30.9%17.9%
40代30.1%17.1%
50代24.5%14.2%
60代19.8%10.4%
平均20.5%15.2%

上記表はあくまで、結婚相手及び交際相手がいる人を対象としたアンケートですので、その点を踏まえてご参考ください。

結婚相手及び交際相手が入り混じっておりますが、平均して女性よりも男性の方が、浮気率が高いことが分かります。

パートナーの浮気・不倫を見抜く方法

不貞行為(いわゆる不倫)とは、「配偶者ある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと」と定義されております。

この「性的関係を結ぶ」とは、肉体関係を持つことを意味します。

パートナーの不倫は、行動や発言、身だしなみの変化などをチェックすることで見抜ける場合があります。

例えば、

・休日に一人で外出・外泊する頻度が増えた
・スマホを肌身離さず持ち歩くことが増えた
・ファッションに気を遣うようになった
・夫婦の会話が少なくなった
・夜遅くに帰ってくる頻度が増えた

などの事実がある場合、パートナーが浮気・不倫をしているかもしれません。

不倫を発覚した場合にすべきこと

パートナーの不倫を問い詰める前に、許すかどうかにかかわらず、以下の態様をとることをオススメします。

1 不倫の証拠を集める
2 今後の夫婦関係について考える
3 弁護士に相談する

1 不倫の証拠を集める

パートナーが異性とホテルに出入りしている写真や、肉体関係があったことを示すメールのやり取り等は、不倫を証明する有効な証拠になり得ます。

また、メールやSNSのやり取り内容から不倫関係にあることが分かるようなやり取り内容は、有用な証拠の1つと考えられます。

その他、クレジットカードの明細やラブホテルの領収書なども不倫の証拠になりますので、とにかく多くの証拠を収集していくことをオススメします。

2 今後の夫婦関係について考える

不倫の事実が発覚した場合、夫婦関係を修復するのか、それとも離婚を決断するのか考える必要があります。

夫婦関係を修復する場合、不倫相手への慰謝料請求を検討することをオススメします。

他方で、離婚する場合は、不倫相手だけでなく、パートナーに対して慰謝料請求することも考えられます。その他、パートナーと離婚に向けた話し合いをする必要があります。

3 弁護士に相談する

不倫相手に対して慰謝料請求をする場合、ご自身で行うこともございますが、まずは弁護士に相談することをオススメします。

証拠集めや今後の対応について具体的なアドバイスをしてもらえるだけでなく、相手方との交渉や書面の作成などを一貫してサポートしてくれるメリットがあります。

また、離婚を考えた場合にも、財産分与・養育費・親権などの取り決めや協議書の作成などを弁護士が間に入ってサポートしてくれるメリットがございます。

まとめ

既婚者の浮気率・浮気が発覚した際の対応方法などについて解説いたしました。

既婚者の不倫率について、想像よりも高いと思われた方もいらっしゃるかと思います。

不貞行為は、法律上の「不法行為」に該当し、不貞相手やパートナーに対して損害賠償の支払を求めることが出来ます。

「パートナーが不倫しているかも・・」と思った場合は、まず証拠収集をすることが重要です。

その後、証拠が集まり不倫が発覚して、今後の対応についてお悩みの場合は一度弁護士に相談してみるとよろしいかと思います。

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■この記事を書いた弁護士

弁護士法人グリーンリーフ法律事務所
弁護士 安田 伸一朗

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