弁護士 野田 泰彦
私達弁護士は、裁判所や警察署に行くのも仕事の一つですので、電車やバス、タクシーなどを使って移動することがしばしばあります。
そのような移動中にも仕事が出来ればいいのですが、私達の仕事は個人の情報というデリケートなものを扱うため、移動中などに仕事をすることはできません。(調べ物などは可能ですが)
そこで、私は移動中、もっぱら睡眠か読書に時間を宛てています。
一時期は新書を好んでいたのですが、最近の新書は、一昔前の岩波新書や中公新書のような「学術書には及ばないけれど知識の入門書」というようなものよりも「簡単な読み物」のようなテイストが多いような気がして、最近は、新書からは遠ざかっています。
かばんに入れることが出来て重くもない文庫は愛用しておりますが、先日は、事務所の後輩に「イニシエーションラブ」という本を借りて読みました。
これこそ「簡単な読み物」のような気もしますが(大ファンの方がいたらすみません!)、すいすい読めて、あっという間に結末まで読み進めました。
内容に触れるとネタばれになってしまいますので控えますが、面白いという方が多いのではないかな、と思います。
それでは、次の本を探しに、書店に行ってきます!