弁護士 森田 茂夫

今年のお盆休みに、10年ぶりくらいに外国に行ってきました。
行った先はインドでしたが、有名な観光地に行くと、物売りのインド人たちがたくさんいて、物を買えとしつこく追ってきます。無視していればいいのですが、「いらないです」などと一言でも言えば、買え買えとどこまでについてきます。無視ではなく、「いらないです」と答える人は、答える分だけ優しい人なので、そこに付け込んでくるのでしょう。まあ、向こうも生活がかかっているので仕方ありませんが。

道路はいつも車で混雑しており、また、交通規則を無視する車も多く、信号も少ないので、いつもクラクションが鳴っています。
そんな中で、インドの独立記念日が近かったからと思いますが、何車線もの道路の中で、インド国旗を売っている少年たちがおり、排気ガスの中で、暑いのに大変だ、学校に行っているのだろうかと思いました。
また、観光バスを降りると、お金をくれと手を伸ばす子供もいて、あげてもいいけど、もっとくれと付きまとわれたらどうしようなどと考えると、お金を渡すことはできませんでした。
ただ、のばした手は、まっすぐ伸びておらず、多分、物乞いをすること自体が、子ども心に恥ずかしいと思っていることはよく分かりました。

インドというのは、大富豪がいると思えば、貧乏な人もいます。現首相のモディさんは、汚職に手を染めるような人には見えないので、頑張ってもらいたいと思います。