一般的に弁護士は、会社員の方々と異なり、勤務先で健康診断を受けるということはありません。
しかし、埼玉弁護士会に所属している弁護士は、東京で弁護士会が実施している健康診断を受けることができます。弁護士会で実施している健康診断は、春季・秋季の年2回行われています。この健康診断は、必ず受けなければいけないというものでもないのですが、残念ながら、私は弁護士として働き出してから、定期的に運動するといった習慣がなくなってしまったので(私は趣味でスキューバダイビングをしていますが、残念ながらあれはスポーツと呼べるほどハードに動くものではありません)、健康維持のために毎年この健康診断を受けています。
そして、この健康診断の結果は、弊所の場合、きちんと事務所に提出することになっています。つまり、この健康診断で記録に残る体重などは、否応なしに事務所に知られてしまうということです。
私は、非常にプライバシー性の高い情報である体重に関しては、マスキングをすべきと考えていますが、このようなマスキングありの診断結果は、残念ながら弊所では受理してもらえないそうです。
ですから、毎年受けるこの健康診断に向けて、私はダイエットをせざるを得ません。具体的には、同じ職場の弁護士らと昼食を食べに外出するのが通常であるところ、健康診断が近づいてくると、一人野菜スープで済ませたり、夕飯も軽いものに変えるようにします。
このようなダイエットを1か月程度続けますが、後輩弁護士からは「姑息なダイエット」と評されているらしく、とても悲しい気持ちになります。
診断の項目の中から、「体重」を早く外してほしいと思いながら、今年も健康診断に向け、ストイックに日々を過ごそうと考えています。
健康診断と私
弁護士 相川 一ゑ
「屋久島旅行記②」