⑴ 事案の概要
Xさんは、交差点での信号待ちで停車中、後方から自動車で追突されてしまいました。病院では、頚椎捻挫(むちうち)と診断されました。痛みやしびれがあったので、それから6ヶ月ほど整形外科に通いましたが、保険会社からは治療費を途中で打ち切られ、後遺障害の申請をすることにしました。
結果は非該当(後遺障害は認められない)で、保険会社からは、保険金80万円の提案がありました。
⑵ 弁護士が介入後
この結果に納得できないXさんは、当事務所にご依頼をされました。そこで、後遺障害申請の書類を見直したり、意見書を作成するなどして、結果に対して異議申し立てをしました。その結果、14級9号という後遺障害等級の認定がされました。その後、保険会社と交渉し、慰謝料等を増額させ、結果的に、300万円の保険金を得ることができました。
⑶ 最後に
交通事故でけがをした場合、むちうちでも、弁護士が保険会社と交渉することにより、数百万円単位で保険金が増額することも珍しくありません。示談をしてからでは遅いので、示談の前に弁護士にご相談ください。なお、ご自身加入の保険に「弁護士特約」が付いている場合は、保険で弁護士費用が賄われますので必ずご確認ください。