弁護士 相川 一ゑ

    

みなさんがドラマやニュースなどで弁護士を見かける時、大抵左胸に金属のバッジを着けていると思います。
ご存知の方も多いでしょうが、弁護士登録をする際、日本弁護士連合会という機関から弁護士バッジを支給(正確には貸与)されます。

ヒマワリはいつも太陽の方向を向いている花であり、天秤も正義の女神がお決まりの持ち物なので、「正義を追求するもの」という意味でこの二つが弁護士のバッジのモチーフとして刻まれているのです。

実は検察官や裁判官にもバッジがあり、検察官は秋霜烈日を表すモチーフ、裁判官は真実を映す鏡がモチーフになっています。

私個人の体感では、裁判官の方々はバッジを着けておられる方はほとんどおりませんが、検察官は皆さん大体いつもバッジを着けているように思います。

さて、弁護士はどうか、というと、少なくとも埼玉の弁護士の場合、「バッジはあまり着けない」という方が多いように思います。

東京では、裁判所に入るのに弁護士であることを確認するのに、バッジを着けていると便利なので、常に着けている方も多いのですが、埼玉は普段は裁判所でも確認をしないため、バッジを着ける必要性が低いのでしょう。

かく言う私も、実は普段はあまりバッジを着けていないのですが、必ず持ち歩くようにはしています。

弁護士のバッジは長年使っていると元々の金のメッキが剥がれてきて、ベテラン弁護士かどうかの目安になるので、あえてバッジのメッキが剥がれるようにする方もいるとか・・・

法曹の卵である司法修習生なども、特別なバッジを着けているので、法律関係者らしき人物を見かけたら、是非一度着けているバッジに注目してみて下さいね。