弁護士 申 景秀
    
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。弁護士の申景秀です。
私は、6月に、1泊2日で愛媛に行って参りました。
何をしに行ったのかと言いますと、「法廷における技術の研修」を受けにいったのです。
具体的には、全米法廷技術研究所(通称、NITA)の理事長と所長を、アメリカからお招きし、法廷における効果的な尋問方法や説得術を学びました。
架空の傷害事件を事前に検討してきて、研修当日は、講師、参加者、傍聴者の前で、実際に証人尋問や事件のプレゼンを実演しました。
そして、それを見た講師の先生が、その場で、指導をしてくれるのです。
講師の先生はさすがで、まずは、「グッド!」、「エクセレント!」と褒め立たたえてくれます。
その上で、「ここをもっとこうしたら良くなるのではないかな?」と親切に指摘をしてくれます。

通常は、ダメな点だけを指摘されると、気分が落ち込んでしまうと思うのですが、「まずは褒める」ことで、参加者も気分よく研修に参加することができました。
法廷技術のみならず指導方法も勉強になりました。

私も法廷にはよく行きますし、刑事事件もたくさんやってきたのですが、改めて自分の尋問や法廷での振る舞いを見てもらい、指摘してもらうというのは、大変刺激的でした。
他の参加者の実演を見ているだけでも、気づかされることが多く、勉強になりました。

なかなかこういう機会もありませんので、遠いけど愛媛まで行ってよかったです。
(美味しいみかんもいただくことができました。)

これからも日々研鑽をし、皆さまのお役に立てるように頑張って行こうと思います。