なぜこんなにもボンネットに傷(小石の跳ね飛び)ができるのか、不思議でたまらない今日この頃です。
さて、助手席ドアを蟻の住まいにされて、途方に暮れていた前回の続きをお話しします。
この件を先輩弁護士に相談したところ、蟻の駆除には『スーパーアリの巣○ロリ』なる商品がよいと教えてもらいました。
ネットで検索すると、雑食性の蟻は顆粒状のエサで、吸蜜性の蟻はジェル状のエサで、それぞれ吸い寄せて、蟻が1匹でもそのエサを巣に持ち帰れば、巣の全員が分け合って食べるので、巣ごと一網打尽にできるとのこと。まさに蟻版『ゴキブリ○イホイ』です。
何と素晴らしい商品がこの世にはあるものよ・・・と、早速ホームセンターにて3個ほど購入。
さっそく愛車に設置、と思ったのですが、助手席のドアを開けるか、窓を全開にした状態でその上に置くかしかなく、どうやっても水平に固定できません。
そこで、事務所一短気なご主人、「ええぃ、まだるっこしい!」と容器を強引に分解。
顆粒状のエサとジェル状のエサを、愛車のドア枠に直接塗り付けるという暴挙に出ました。
「ふふふ、蟻どもめ。これで、おぬしらともおさらばよ・・・」
待つこと、1週間。
意気揚々と助手席ドアを開けたのですが、何と、相変わらず蟻は元気に隊列を組んで行進しているではありませんか!
よく観察してみると、誰ひとり、私が塗りたくったエサに反応している蟻はいません。皆、エサを避けて歩いています。
商品の注意書をよく見ると、「シロアリ及び羽アリは、本商品では誘引できません」と書いてあります。こ、こいつら、シロアリないし羽アリなの?
悔しくて、事の顛末をまたまた事務所の仲間に相談すると、もう、噴射式スプレーで直接攻撃するしかないのではないかという意見が。
藁にもすがる思いのご主人、早速ホームセンターで、『スーパーアリ○ースジェット』なる商品を購入。もちろん、シロアリ、羽アリも駆除できることを確認済みです。
「建物や自動車の塗装面には噴射しないこと」という注意書を無視して、えいやーと噴射、噴射、噴射。
溶剤の向こうで、蟻が確実にお亡くなりになっているのを確認し、「これはいける!」
目視できる範囲の蟻を追いかけ、ドアの継ぎ目の、フェンダーの中の方まで吹きかけまくりました。
結論を申し上げますと、この『スーパーアリ○ースジェット』のおかげで、少しずつ蟻の数は減り、3週間後には1匹も見なくなりました。
駆除、成功!
もう、運転中に車内をうろちょろする蟻に惑わされなくて済むのです!
スプレーを吹きかけられた愛車は、その部分が、まるでガムテープを貼ってはがした後のようにべとついて、黒ずみました。しかし、ドアを閉めれば全く分かりませんし、丹念に拭き続けていたらあまり気にならない程度にまで薄くなりました。
この話の教訓は、・・・特にありません。