弁護士 森田 茂夫
先日、埼玉県内のF高校に行って、3コマの授業を担当してきました。といっても、1クラスの日本人の生徒ではなく、F高校に2週間の短期留学に来ていたオーストラリアの高校生が相手です。
このオーストラリアの高校生は、ある程度、日本語の勉強をしてきているのですが、それでも2週間の間、ずっと日本語の授業を受けるのは難しいので、英語ができるボランティアが、日本の文化、習慣、日本語などを、英語でやり取りしながら教えるというのが趣旨です。
どのようなことを話すのか、事前に用意をしておき、写真なども示しながら、私と、この高校生が英語で話しをしたのですが、16歳の女子高校生ということもあり、日本人の私生活の話し(旅行、神社仏閣、治安のよさなど)はまだいいとして、少子高齢化や移民などの話にはどこまで関心を持っていたのか分かりませんでした。
かといって、私のようなシニアが、女子高校生の話しに合せるのは不可能で(また、その気もなく)、3コマ(1コマ50分)の授業はけっこう長く感じました。
こんなボランティアをしているのも、自分の英語力を鍛えようというのが主な目的ではありますが、日本の人口が減って、企業が海外に市場を求めたり、また、国内で働く外国人が増える中、英語を中心とした外国語の能力は今後ますます必要になってくると思います。