コロナと法律事務所

　当事務所は、船井総合研究所が主催している法律事務所研究会に参加しています。この研究会には、日本全国から多くの法律事務所が参加し、法律事務所のマーケティング、人事管理などについて、それぞれの事例を発表し討議したり、経営コンサルタントなどの話を聞いたりしています。

　ところで、船井総合研究所によると、研究会に参加している法律事務所にアンケートをとったところ、３事務所中２事務所は、昨年（令和２年）に比べて今年（令和３年）は増収増益、３事務所中１事務所が減収減益だそうです。コロナ禍での数字ですから、非常によいと思います。研究会に参加している事務所は、もともと経営に前向きですから、参加していない事務所よりよい数字になると思いますが、それでも、飲食業、旅行業などに比べると、弁護士というのはコロナの影響を受けにくい業種のようです。

　ただ、そうはいっても、弁護士、スタッフはもちろん、当事務所に来所されるお客様にも、手指の消毒、検温、マスク着用、相談・打合せ後の机・椅子の消毒など、コロナ対策を行わなければいけませんし、例年行っていた事務所旅行、忘年会はすべて中止です。
　他の業界に比べれば恵まれた業界だとは思いますが、一刻も早く、コロナ禍が収束して欲しいという思いは同じです。