離婚した方がいい夫婦の特徴とは?離婚すべきか判断するポイントについて弁護士が解説

夫婦生活を過ごす中で、けんかが絶えない、パートナーへの不満が募るなどの理由から、「離婚をした方が良いのかもしれない・・」とお悩みになる方もいらっしゃるかと思われます。

離婚をすることは今後の人生を左右する大きな決断でありますので、冷静に判断をしなければ、離婚後に後悔してしまうケースも少なくありません。

本ページは、離婚した方がいい夫婦の特徴や離婚に向けてするべき準備などについて弁護士が解説するページとなっております。

離婚した方がいい夫婦の特徴について

離婚した方がいい夫婦の特徴について

世の中には色々な夫婦がいますので「こんな夫婦は離婚した方が良い」とは一概に言えません。

もっとも、令和5年司法統計によると、以下のような理由で離婚している夫婦が多いとのデータがございます。

以下では、上記に挙げた各理由について詳しく説明いたします。

性格が合わない

男女ともに一番多い離婚理由が「性格が合わない」であります(男性では3割、女性では2割を占めています。)。

一人一人違う環境下で育ったわけですので、ある程度価値観のずれが生じることは仕方ないですが、その違いを受け入れることが出来ず、すれ違いが生じ、一緒に生活するのがストレスになった結果、離婚に至るケースが多いといえるでしょう。

パートナーから精神的虐待、暴力を受けている

夫婦間の暴力には、身体的暴力の他にも精神的虐待(いわゆる「モラハラ」といいます。)が含まれます。

例えば、「大声で怒鳴りつける」、「自分の人格を否定するような誹謗中傷を口にされる」、「自分のことを無視し続ける」といったことがモラハラにあたります。

たとえ身体的には傷ついてなくとも、精神的な暴力を受けた結果、精神疾患を患ってしまう方も少なくありません。

今後の日常生活に支障をきたすような健康被害を受ける前に、離婚という選択も考えてみてはいかがでしょうか。

パートナーが浮気・不倫をした

パートナーが浮気・不倫をした

不倫(法律上、「不貞行為」と言います。)が原因で離婚を選択肢のひとつとして考えている際には、離婚した場合のメリット・デメリットも踏まえて離婚をすべきか、一度考えることをオススメいたします。

1回にとどまらず、何回も不倫に及んでいる場合は改善する余地がなく、これ以上、夫婦としての健全な関係を続けることは困難であると考えられます。

不倫が発覚した場合、パートナーや不倫相手に対して慰謝料請求をすることが可能であります。

パートナーが浪費する、生活費を渡してくれない

法律上、夫婦はお互いに助け合う義務がある(民法第752条)と定められています。

過度な浪費や必要なお金を渡さない行為は、上記義務に反しているといえます。

なかでも、競馬・競輪・オートレースなどギャンブルといった身勝手な理由で借金を抱えたり、お金の使い方を極端に制限したりすることは、「経済的DV」と呼ばれることもあり、家族の生活に大きな影響を及ぼします。その結果、一緒に生活するのは難しいと判断して離婚に至るケースもあると考えられます。

なお、パートナーが全く生活費を渡してくれず悩んでいる場合には、「婚姻費用」を請求することが出来ます。

パートナーの家族・親族と折り合いが悪い

パートナーの家族・親族と折り合いが悪い

夫婦生活を営む中で、双方の家族と関わる場面が少なからずあるかと思います。

パートナーの家族・親族と相性が悪いと、それが原因で夫婦間の仲が悪化してしまう場合もあるでしょう。

離婚した方がいい夫婦かチェックすべきポイント6選

離婚した方がいい夫婦かチェックすべきポイント6選

実際に離婚するべきかどうかは、さまざまな要素を考慮して見極める必要があります。

以下の6つのポイントを参考に、離婚したほうがいい夫婦かどうかチェックしてみましょう。

1 離婚したいという気持ちはどの程度か
2 自分の心身の状態はどうか
3 子どもへの影響はどうか
4 夫婦関係を修復するための話合いができる状況か
5 離婚後の生活の目途が立ちそうか
6 困ったときに相談できる人はいるか

以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1 離婚したいという気持ちはどの程度か

まずは、自分自身の気持ちを整理することをオススメいたします。

まだ少しでも愛情があり夫婦関係を修復したいのか、もう愛情はなく一緒に生活するのがしんどいのかによって、取るべき選択肢が変わります。

完全に気持ちが離れていて今すぐに離婚したいという気持ちが強いなら、離婚を検討したほうがいいかもしれません。

2 自分の心身の状態はどうか

パートナーの存在やパートナーから受けた言動などによって、常に気分が沈む、眠れない、食欲がないなどの具体的な症状が出てしまっていたり、精神疾患を患ったり、怪我を負わされたといった事情は、離婚すべきか見極めるポイントの1つとなるでしょう。

なお、DVなどがひどい場合には、安全のためにもまずは避難をしたうえで、できるだけ早く離婚を前提とした別居を検討することも必要です。

3 子どもへの影響はどうか

3 子どもへの影響はどうか

パートナーが子どもを虐待している状況がある場合、子の身の安全を確保するためにもできるだけ早く別居や離婚を検討したほうがよいといえます。

また、子どもへの直接的な暴言・暴力などがなくても、夫婦げんかが絶えない、夫婦が会話をしない、日常的にモラハラを受けているという状況は、子どもの心身にとってもよろしくはありません。

「子どものために離婚すべきか・・」とお悩みの場合は、このようなポイントにも着目して離婚すべきか判断するとよいでしょう。

4 夫婦関係を修復するための話合いができる状況か否か

夫婦で話合いができるのであれば、まずは関係修復を図るのも選択肢の1つです。

しかし、話合いをしようとすると暴力を振るわれてしまう、無視されてしまうなど、中々コミュニケーションがまったくとれない場合は、夫婦関係を修復するのは難しいといえます。

この場合は、離婚を検討したほうがいいかもしれません。

5 離婚後の生活の目途が立ちそうか

5 離婚後の生活の目途が立ちそうか

仕事やお金、住まいの確保ができている場合や、実家に頼れる場合など、生活の目途が立っているのであれば、離婚を検討してもよいでしょう。

また、子どもがいる場合など、条件によっては地方自治体から公的支援を受け取ることが出来る場合があります。

6 困ったときに相談できる人はいるか

離婚後は、自分自身の力で生活し、子どもを育てていくことになります。

悩んだ時に誰にも相談できない環境ですと、離婚へ踏み切るのにも不安が残るでしょう。

離婚すべきか悩んだときには、家族や友人、地域の支援センターなど、気軽に悩みを相談できる人はいるか改めて考えてみるのもおすすめいたします。

離婚するべきか迷った場合に採るべき行動

離婚するべきか迷った場合に採るべき行動

これまで解説しました離婚原因やチェックポイントを参考にしつつも、「離婚した方が良いのか迷う・・」とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合、以下のように具体的に行動してみることで、離婚するか否か決断できる可能性があります。

1 離婚したい理由をはっきりさせる
2 一時的に別居する
3 離婚後を見据えて準備してみる

以下では、各項目について詳しく解説いたします。

1 離婚したい理由をはっきりさせる

「離婚したほうがいいかも」と感じるということは、それなりに理由があると思います。

パートナーの言動や態度、夫婦生活などを振り返って、「離婚したい」と思った箇条書きに書いてみるのをオススメいたします。

理由がはっきりすれば、離婚するか否かどちらの選択肢を取るべきか決断できるかもしれません。

また、離婚したい理由を書き出しておくことにより、離婚の話合いを冷静に進める際に役立ちます。

2 一時的に別居する

2 一時的に別居する

別居することで、離婚後の生活をイメージすることができ、離婚するか否かを決断するきっかけになるかもしれません。

また、一度離れてみることで冷静になり、夫婦関係を修復するための話合いがスムーズに進むこともあります。

離婚を決断した場合は長期間別居することで、法律上、離婚が認められやすくなります。

3 離婚後を見据えて準備してみる

一人で生活できるか不安があり離婚するべきか迷っている場合には、離婚後を見据えて、「仕事を探す」、「生活費を貯める」、「住む場所を探す」など、具体的に準備をすることで離婚後の不安を解消できるかもしれません。

まとめ

まとめ

以上、離婚をした方がいい夫婦の特徴、離婚した方いい夫婦かチェックすべきポイントなどについて解説いたしました。

離婚の決断は今後の人生を大きく左右する決断でありますので慎重に決める必要がございます。

もっとも、悩みすぎて中々決断ができない場合には、家族・知人などに相談してみることで頭の中を整理することが出来るかもしれません。

色々考えて離婚を決断された場合、離婚条件を整える必要がございます。その際、弁護士に依頼することでスムーズに問題を解決できるでしょう。

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■この記事を書いた弁護士

弁護士法人グリーンリーフ法律事務所
弁護士 安田 伸一朗

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