主催者 埼玉弁護士会子どもの権利委員会
講師名 弁護士 時田 剛志
日 付 令和元年11月12日
講演名 いじめ予防授業研修~スクールロイヤー導入を受けて~
セミナーの内容
学校に関わる弁護士約50名を対象として,いじめ防止対策推進法の解説や模擬授業の実演等を実施しました。
いじめ防止対策推進法は,大津市の中学生がいじめを苦に自殺を図った事件を契機として,平成25年に施行され,約6年が経ちました。
いじめの定義の理解や組織的対応を中心に,実際に弁護士が学校現場に関与することを見据えて解説しました。
昨今,文部科学省が全国に約300人のスクールロイヤーを配置するという報道がなされており,今後ますます弁護士の役割が重要性を増していくと思われます。
なお,いじめの重大事態が発生した場合などには,弁護士が「第三者委員」として事実関係の調査,報告に当たることがあります。殊更,「事実認定」については,弁護士が専門知識を活かせる分野であります。
そこで,例えば企業内における不祥事が発生した場合における調査のための第三者委員会等でも活躍の場があると思います。