主催者 大砂土中学校(さいたま市教育委員会)
講師名 弁護士 時田剛志
日 付 令和6年7月12日

セミナーの内容
中学三年生の学年向けで、保護者同席のもと、夏休み前を利用して、いじめ予防講演会を実施しました。講演会では、弁護士の簡単な紹介をしつつ、なぜ弁護士が登壇したのか、そして、いじめとは何か、いじめの与える影響(心のコップ)、いじめに関わるそれぞれの立場の気持ちと受け手とのギャップ、いじめ四層構造(ドラえもんに例えると、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん)をもとに傍観者の立場からいじめの起きにくいクラスやいじめを見つけたときの対応について生徒自身が考えるという内容を盛り込みました。相手(しかも複数の登場人物)の立場に立って考えるのは簡単ではありませんが、それぞれが違った考えを有する一方、受け手の子は一貫して傷付いているということに気づいてもらうことができました。学校側からは、「いつもの生徒たちの反応はもっと砕けているが、今回はとても真剣な眼差しで聞いていた」と伝えていただきました。生徒からも、「心のコップを意識して学校生活を送りたい」とか、「何の気なしに発言したことが相手を傷付けてしまうこともあると初めて知った」などの声がありました。